泰日協会学校シラチャ校にて「平成22年度卒業証書授与式」が実施されました。 同校にとって2回目の小学部・中学部卒業式であり、今年度の卒業生は小学部13名・中学部3名の合計16名でした。
会場はタイでは考えられないほど静かで厳粛です。 指先、目線、発声まで練習の行き届いた純日本風の式が進みます。 入場、卒業証書授与、祝辞、記念品授与、送辞、答辞、校歌、式歌、そして退場。実に立派な卒業式でした。
緊張でカチカチの卒業生、満面の笑顔の卒業生、大粒の涙を拭きもしない卒業生。皆の心に残る式となったことでしょう。
保護者の皆様も、泰日協会学校シラチャ校を選択して正しかったとの意を強くされたことと思います。 < 先生方にとっても、まだ2年と歴史の浅いシラチャ校で卒業生を送り出すことは、ご苦労の連続だったとお察しします。 皆に支えられてここまで来られたという卒業生の感謝の言葉に、どういたしまして良く頑張ったよと小さく答えました。
海外日本人学校は日本にある学校と違って、卒業したら二度と会えない可能性がずっと高いとのお話がありました。 将来皆で母校に集まって同窓会といったことも難しいはずです。 それだけに卒業生達の友達、先生、そしてシラチャの町との別れの辛さは我々の想像以上のものがあるのでしょう。 間隔をあけて一歩一歩踏みしめるようにゆっくりと式場から出て行った卒業生たちに、心から卒業おめでとうを伝えたいと思います。
彼らが成長し、誰もがするようにこの学校この地を再び訪れた時、学校も町も彼らと同じように立派に成長していてほしい。 そのためにCRJAは今後も泰日協会学校シラチャ校に於ける行事に参加し、支援を続けて参ります。 CRJA会員の皆様に於かれましてもシラチャ校関連行事にご協力の程、よろしくお願い申し上げます。
CRJA怒和会長祝辞 |
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